おすすめの小説4選
こんにちは、ポポロイドです!
今回は、最近小説を読み始めた私がおすすめの小説を4つ紹介します。
読んだことのない小説に出会うキッカケになればと思います。
それでは、どうぞ!
1.同志少女よ、敵を撃て
まず初めに読むなら、逢坂冬馬さんの「同志少女よ、敵を撃て」がおすすめ。
2022年の本屋大賞を受賞しており、初めて小説を読む方でもとても読みやすい内容になっています。
500ページ近くあり、実際に本を手に取ってみたら驚くかもしれませんが、一度読み始めるとあっという間に読み切ってしまうこと間違いなしです。
1942年、独ソ戦が激化する中で、モスクワ近郊の農村に暮らす、1人の少女の壮絶な生涯を描いた作品です。
普段の当たり前な日常を突如として奪われ、戦争という地獄の中で人との出会いや、別れを通して意外な終末を迎えます。
戦争というものの恐ろしさや、愚かさがリアルに描写されていて、現代におけるロシアのウクライナへの軍事侵攻というタイムリーな問題に対しても、自分なりの意見や考えを改めて持つことができると思います。
2.今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は
お笑いコンビ、ジャルジャルの福徳秀介さんの初の小説です。
私は、もともとジャルジャルのネタが大好きでテレビはもちろんのことYouTubeでも毎日のように見ています。福徳さんが小説を出すと知ったときは、とても嬉しかったのを覚えています。
肝心の小説のあらすじとしては、主人公のさえない男子大学生が一人の女子大学生に一目惚れし、試行錯誤をしながら、デートをするにまで関係は発展しますがある事件が起こってしまいます。。。
さりげなく自分の日常に存在する人たちが自分に与えるものの大きさに気づかされる作品になっています。
他にも、ユニークな登場人物や先人からのどこか心に響く言葉が今でも印象に残っています。
ジャルジャルに興味をもっている方はもちろんのこと、恋愛小説を読んでみたいという方にも自信をもっておすすめします。
3.夜が明ける
続いて紹介するのは、私が一番好きな小説家の西加奈子さんの「夜が明ける」です。
あらすじとしては、主人公の2人の男の学生時代から始まり、お互いに様々な悩みを抱え、もがいて、苦しみながら成長していく様子を描いた作品です。
現代の日本に渦巻く多様な問題の実態、普通だと思っていたことの異常さ、マイノリティの人たちの生きずらさ、、、挙げだしたらきりのない数々の問題に対して、筆者なりの意見が強烈に綴られています。
この小説についての感想を正直に言うと「重い」です。
しかし、多様な問題に対して、もがき、苦しみながら、何とか自分なりの生き方を模索していく主人公からはたくさんのエネルギーをもらえます。
暗く、重い内容にはなりますが、ぜひ、読んでみてください。
4.夜は短し歩けよ乙女
最後に紹介するのは、森見登美彦さんの「夜は短し歩けよ乙女」です。
京都の街並みを舞台にして、さえない男子学生とユーモア溢れる女子学生の恋愛を二人の視点から描いた作品になっています。
二人のすれ違いを不思議なエピソードや登場人物を交えて進んでいくストーリーは読んでいてワクワク、ドキドキです。
小説のいたるところに、古典文学や近代詩からの引用がされています。タイトルも吉井勇さん作詞の「ゴンドラの唄」の冒頭部分の(いのち短し恋せよ乙女)からきています。
2008年に文庫版が発売されているため、手ごろな値段で読み始めることができます。
2017年には、アニメになって映画化され、全国公開され、第41回日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を受賞しています。
ぜひ、一度ファンタジー溢れる世界観をお試しください!
まとめ
紹介した4つの小説いかがでしたでしょうか。
この記事を読んでもらい、興味を持っていただけたら幸いです。
私も小説を読み始めてまだまだ日は浅いので、これからもたくさん小説をよんで、面白かったものについては随時、更新していきます。
では、また!